日本易道学校 日本易道学校

年頭の辞

年頭の辞

開けましてお芽出とうございます

新しい年を迎えていかがお過ごしでしょうか。
今年は初詣を控えた人が多いのではないでしょうか。
例年と違って何となくすっきりと晴れやかな新年とはなりません。

昨年は新型コロナウィルスの世界的拡大で一年が終わってしまった感がありました。
感染拡大を防ぐために「三密」を避けることから個人の生活の仕方まで、感染予防に注意する日常は今年も続きそうです。

そして国としてその対策を指揮し続けた疲れからか、安倍首相も体調を崩して退陣となりました。
引き継いだ菅新首相もコロナ対策と経済の両立を模索していかなければなりません。
重い責任を背負いました。
その他の出来事が皆霞んでしまった一年でした。

それでは今年はどうなるのでしょうか。気学上から解説してみます。
今年は「辛丑の六白金気」の年に当たります。

「辛」(あたらし)は十干の八番目で陰の金気です。
その意味するところは、草木が枯死して新しくなろうとする状態を示します。
また鋭い刃物を描いた象形文字でもあります。そして入れ墨の鍼でもあります。
その時の刺された痛みから辛苦の意にもなったそうです。

次に「丑」(からむ)は十二支の二番目で陰の土気(水気も含む)です。
その意味するところは、萌芽(ホウガ)が種子の中に生じて、まだ充分に伸びない状態を示します。
まだ伸びきれずに地中で曲がりくねっている状態です。
また手の先を曲げて掴む形を描いた象形文字で、寒気のため右手の三指が動かず、緩むのを待って手を挙げて仕事を始めようとする意味も表します。

そして「六白金気」は「天の象」です。その象意は天の意から来ています。
「天尊地卑の思想から天をもって尊しとし、天大地小の理から天をもって大とみる。天が万物を覆っている象で覆うもの全て天の属と考える」とも説明されています。

トップ、リーダー、権力、活動、闘争、投資、充実、完成、完全などです。

この三つの要素からみると、従来続いて来たものが少しづつ見直され、昨年からの新しい流れ、コロナ禍の中での生活様式や仕事の仕方などを模索し続けて行く年になりそうです。
そうした中でコロナウイルスを抑えるワクチンがどこまで開発され、一般国民が受けられるまでになるのか注目されるところです。
安全なワクチンができることを祈るばかりです。

最後に今年は衆議院の総選挙があります。菅首相が国民から信任されるかどうかも注目されます。

良き一年でありますようにお祈り申し上げます。

五代目校長 関口昌男

校長プロフィール

日本易道学校にて全教科卒業し、運命学歴は44年。担当学科は人相学科・手相学科。特別講習会では気学をはじめ、多岐にわたり指導をしている。
子供の頃から手相学に興味を持ち、書店や図書館にて独学で勉強を続ける。
20代半ばに江戸川区主催の講義で三代目校長に出会い、それ以降師事を受ける。
2019年より日本易道学校校長に就任。

お申込・お問合は03-3361-1471